自己紹介

ローカルバスや汽車で移動し、現地の人が好む屋台飯を食べ、安いホテルに泊まる、お金をかけない旅行を楽しんでいます。 メジャーな観光地よりも、自然と人の暮らしが調和した山村や漁村の風景が好きです。 イソヒヨは磯で見かける鳥ですが、ブログのタイトルにした理由は特にありません。

2012年7月14日土曜日

2012年春旅行39日目 エベレストトレッキング7日目(カラパタールピーク、エベレストベースキャンプ)

2012年4月19日 晴れ

 今日はメインイベントのゴラクシェブ(4750m)からのカラパタールピーク(5550m)往復とRBC(エベレストベースキャンプ,5364m)往復。
カラパタールピークからの展望はやはり圧巻で期待以上のものでした。  

翌日撮った写真ですが、ゴラクシェブロッジからカラパタールと後方のプモリ(7138m)。
カラパタールピークは、かなり奥でこの写真では見えていない。
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日の出前に出発したがたいへん寒く、 ザックの中のペットボトルの水は半分ぐらい凍っていた。
ダウンジャケットを着ているので体は寒くなかったが、  カトマンズで買った目の粗い毛糸の手袋では指先が冷たくなるし、毛糸の靴下1枚では足がチンチンするといった状況でした。 

ただ、太陽が少し顔を出すと、一気に暖かくなります。

やはり高度5000mでの登りは、日本人にはきつい。
ゆっくりとしか登れないので、足の筋肉や心臓は遊んでいる が、肺だけが ゼーゼーと 必死に仕事(呼吸)をしている状況で、 肺の酸素吸収能力が律速となっている。

心臓や足の筋肉は余裕があるので、エイヤーと踏み出すと、呼吸が苦しくなり、頭が真っ白になります。
肺や肺を動かす横隔膜等の筋肉には疲労を感じる神経がないようで、「 呼吸が苦しい」というのは、喉がハーハーし過ぎるという感覚です。
まあ、時間をかけてゆっくり登れば誰でも登れるのですが。

高地に住む現地人がクイクイと登れるのは、肺の酸素摂取能力が大きい為だと思っていたのですが、最大酸素摂取量は白人より低いそうです。
 現地人は、「筋線維の横断面積は小さく、その結果毛細血管の密度は高くなっており、活動筋への酸素運搬の伝達性と拡散性が効率よくなっている」との事で、血液中の酸素量が少なくても伝達効率が良いために動けるという事のようです。

カラパタールピーク(5550m)からのエベレスト
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カラパタールピークから南方方面

A:アマダブラム  B:カンテガ  C:タマセルク  D:タボチェ
E:クーンブ氷河  F:シャングリ氷河
右下に登山者が小さく見えるが、この下のゴラクシェブから登ってくる。 
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EBC(エベレストベースキャンプ)からサウスコル方向

エベレストは前峰(左側)に隠れて見えないが、高い山のにできる風雲でその存在は判る。
サウスコルへのアプローチは下のほうしか見えない。
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サウスコルから南方
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<コースタイム>
 5:45        出発 (ゴラクシェブのロッジ,4750m)
 6:50-7:00     カラパタールピーク下(高度差50m)
 7:20-7:35     カラパタールピーク (5550m)
 8:10-8:40   ゴラクシェブのロッジ(4750m) 
10:45-11:30  EBC(5364m)
13:10         ゴラクシェブのロッジ(4750m)  

5:45 ゴラクシェブ出発

6:00 クーンブ氷河と ゴラクシェブのロッジ (登山者の左下)
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東方向
写真を撮った時は気がついていなかったが、右端にエベレストが写っている。
もうすぐ太陽が出てくるので、この方向は逆行になります。
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エベレストの頭
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7:08 1時間20分登ってきた地点からカラパタールピーク(5550m)、後方はプモリ(7165m)
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拡大してみると、チベット仏教のタルチョー(五色布)が見える。
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7:20 カラパタールピーク到着

北方
プモリ
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北西方向
白い山はChumbu から南に伸びる稜線
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南西
奥から流れるシャングリ・ヌップ氷河と右から流れるシャングリ・シャー氷河の合流点
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南方向 
クーンブ氷河 と F:シャングリ氷河 の合流点

A:アマダブラム  B:カンテガ  C:タマセルク  D:タボチェ
E:クーンブ氷河  F:シャングリ氷河 
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東方向
正面奥がエベレスト(8848m)
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EBC(エベレストベースキャンプ)
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7:35     カラパタールピーク (5550m)出発

8:10   ゴラクシェブのロッジ(4750m)到着  

ガイドやポーターと歓談
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8:40 ゴラクシェブ出発

9:58  クーンブ氷河 が90度曲がる所が見えてきた。
この写真では判らないが、白い氷の左側にベースキャンプがあります。
気がつかなかったが、エベレストも僅かに顔を出している。 (右奥)
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10:03 EBCに向かう途中、瞬間的にエベレスト山頂が見えた。
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10:40 EBC直前
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10:45 EBC到着

日本登山隊が10名程が並んで帰って行くのに出会った。

「コリア隊か?」と聞くと「日本」と言うので、おめでとうと言っておいた。

今年のエベレストは天気が悪く、5月になってから登れるようになったそうで、
この時点で登頂に成功している隊はなかった。
従って、あの連中は登山隊ではなく、隊列を組んだトレッキングだったのかもしれない。


サウスコル方向
EBCからは、サウスコルへのルートも下の方しか見えない。
エベレストも風雲しか見えない。
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南方向
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氷は流れる。
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黒いのはヤク
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所々に土が無く氷が露出している所があり、池もある。
日中、どんどん氷が解けていく。
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11:30  EBC(5364m)出発

12:54 ヒマラヤ雷鳥
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13:10   ゴラクシェブのロッジ(4750m)到着

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